自然な感染後のワクチン接種 する? しない? するならいつする?

 接種時期選定の参考 (新)

 

 

 4-2.
 インフルエンザ
 ワクチン

 

 

 簡単に答えると:

 

 

 ただし:

 

 

 解説

 

 インフルエンザの不活化ワクチンは、ウイルスを変性させて感染したり増殖したりできないように不活化したものです。

 インフルエンザワクチン接種によって作られるのは主に IgG 抗体であって、IgA 抗体ではありません。

 IgG 抗体は主に血液中や組織液中で働き、分泌型 IgA 抗体は気道や消化管などの粘液中に分泌されて働きます。

 したがって原理的には、インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)を接種しても気道粘膜や消化管粘膜等での感染を防ぐ能力はほとんど増強しないと考えられますが、鼻や咽頭などの粘膜に感染したウイルスが血液やリンパ液の流れに乗って全身に拡がるのを防いだり弱めたりする能力が強くなる可能性は期待できます(あくまで原理的には期待できるという話です)。

 

 原理的には、感染予防効果はあまり期待できないのですが、実際はどうなのでしょうか。

 コロナ禍で発熱外来が設置されたおかげで、インフルエンザの既往歴とワクチンの効果についても多くの患者(数千名)から話を聞くことができました。

 

 

 したがって、「効いている気がする人は接種すれば良いし、効いてない気がする人は接種しなければ良いでしょう」となります。

 なお、接種後の約一週間は、(インフルエンザを含む)呼吸器系の感染症(風邪など)に罹りやすくなるそうなので、体調管理に気をつけましょう。

 

 日本では、インフルエンザワクチンの効果に疑問を持った医師たちによる研究がおこなわれました(前橋市医師会)。

 

 画像をタップ(クリック)で医師会ページへ行きます。

 

 素晴らしい疫学研究(前橋レポートで有名です)なのですが、私は、これは「森を見て木を見ず」の結論ではないかと思っています。

 ひとりひとりを見ますと、先ほど紹介したように、「効かないどころかマイナス」だと信じている人もいれば、「打たないと必ずかかる」と信じている人もいます。

 これらが単なる偶然である可能性は、かなり大きいと考えられるのですが、やはりきちんと免疫学的に、また疫学的に調査研究しないと確定的なことは何も言えません。

 そして、大多数の人には特定の傾向がない(あるいは気づいてないだけ?の)ようです。

 

 したがって、特定の傾向がない人は、ワクチンを打っても打たなくても、どちらでも良いと考えられます。効かないと感じている人は打たなければよいし、効いていると感じている人は打てばよいでしょう。

 

 要するに、インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)は、お守りのようなもの です。

 例えば「金運お守り」を買ったからといって、買った人みんなが宝くじで大金が当たるわけはないですよね。現実の物理的な御利益はあるはずがないけれど、何か良いことがあるような気になるだけのことです。

 

 

 しかし、ワクチンを接種することで守られている気がして安心する、気分が良くなること自体はかなり大切なことです。

 したがって打って安心できるならば、打って問題ないでしょう。

 お守りのメンタル効果は結構大事だと考えられます。

 ただし現実的な物理的保護効果はほぼないので、身体を冷やさない、寝不足にならない、ノドを乾燥させない、メンタルなストレスを抱えないなどの基本的な感染予防策はしっかりと守りましょう。

 そういうことを納得の上で接種するのであれば、インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)はコロナ用のmRNAワクチン(初期型)と比べるとかなり安全なワクチンなので大丈夫でしょう。「健康お守り」だと思って打てばよいでしょう。

 

 上図の横軸は、左に行くほど感染症にかかりにくく(耐性がある)、右に行くほどかかりやすくなる(感受性がある)としています。
 上段の図:ほとんどのひとは接種直後の1週間、呼吸器感染症にかかりやすくなり、実際に一部の人は感染症になる(薄い橙色)。その感染症にはインフルエンザが含まれる(黒色)
 中段の図:上段以外の人々の1週間後~数か月後までのインフルエンザに対する耐性と感受性
 下段の図:上段と中段の合成(黒の点線)

 

 毎年インフルエンザワクチンを接種することの心理的効果は大きいので、たとえば会社の福利厚生として接種を支援しているような場合、突然中止すると社員は不安感に襲われることになります(そういう不安は良くないストレスとなり、インフルエンザにかかりやすくなるかもしれません → 実際にインフルエンザにかかると、やっぱりワクチンを打たなかったからだと信じることになります 😅)。

 私は接種廃止をお奨めしているわけではありません(このページは最後まで目を通してください)。

 お守りは、あくまでお守り。買うか買わないかは個人の自由。たとえ買っても、油断することなくきちんと予防策をとりましょうと推奨しています。

 

 また。お守りの効果を否定されると嫌われるだけですから、「感染予防効果なんかないですよ(重症化予防もかなりあやしいみたいですが)」と信心深い人に面と向かって否定するようなことはやめておいたほうが良いでしょう。

 人々が何十年と信じてきたものを否定すると、悪人扱いされるだけです。

 私も、接種による(アナフィラキシーなど)リスクの大きい人がどうしてもワクチンを打ちたいと望んでいるような時には、インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)はお守りですから、大きな危険をおかす価値はないと思いますよと教えています。

 また、重たい風邪の直後など、接種してもインフルに対する免疫がつくことの期待できない人がワクチン接種を強く望んでいる時なども、インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)はお守りですよと教えています。

 重たい風邪の直後、免疫系は風邪ウイルスの対応に忙しく、インフルエンザワクチンの相手をしっかりとしてくれない可能性があります。もっとも、重たい風邪がしっかり治った後(約1カ月後)のワクチンでできる免疫も大したものではないことを考えると、重たい風邪の直後に打っても良いのかもしれません(ワクチンの副作用は少し出やすいようです)。

 そして COVID-19(新型コロナ)にかかると、とても強い免疫抑制がおこるので、コロナ感染後の数カ月間は、いろいろなワクチン接種が無駄になるかもしれません。

 

 

 

 しかし、今後は注意が必要です。

 

 理由1:mRNAワクチン(コロナ用初期型)と同じようなmRNA技術を用いたインフルエンザワクチンの登場する可能性があります。

 コロナについても、mRNAワクチンの抱えるいろいろな問題は未解決のままなので、従来型の不活化ワクチンでないのであれば打ちたくないと思う人は増えることでしょう。
  参考1
  参考2

 

 理由2:まもなく高病原性のトリインフルエンザ流行(ヒト-ヒト感染)の始まる可能性があります。

 高病原性トリインフルエンザによる死亡率はかなり高くなると予想されています(数% ~ 数10%)。もし有効なワクチンがあれば接種したいとみんな思うでしょう。

 

 2つの理由の狭間で、どうしようかと悩む人が出ることでしょう。

 

 対策:コロナ対策と同じです。
 (1)情報収集
 (2)免疫学の勉強

 

 なお、インフルエンザでは(コロナより強い)「抗原原罪」がおこるようです。

 また、コロナと比較すると、インフルエンザ用には安全性の高い抗ウイルス薬があるようなので、それが効くとよいですね。

 近い将来、トリインフルエンザ騒動が始まったときに、(コロナ騒動のときと同じように)マスコミに煽られて踊らないように、今からしっかりと対策に取り組みましょう。

         (令和6年2024.11.05)

 

 致死率が高いと言われる高病原性トリインフルエンザですが、現時点では、無症状感染者がたくさんいるようです(つまりかなり安全なようです)。(2024年に話題になっているウイルスは比較的安全性が高いという話であって、将来、本当の強毒性が出ないという意味ではありません

 

Discovering 7% seropositive workers after months (!) of known H5N1 cattle cases ...

Preparing for the next pandemic?
Ready for the next pandemic?
Fueling the next pandemic? https://t.co/Pn9O3ANxOI

— A.Kruschke (@a_kruschke) November 8, 2024

 

 (粗訳):牛の H5N1 感染から数ヵ月後(!)、7 %の血清陽性労働者を発見・・・・・・次のパンデミックに備える?(本当に備える必要があるの???)

 

 

 参考(AI との対話)

 

 マイクロソフトの AI(人工知能の Coplit)へ質問:
 毎年、日本人の何%がインフルエンザにかかりますか?

 AI の回答:
 日本では、毎年約 5 ~ 10 %の人がインフルエンザにかかります。感染率は年によって変動しますが、特に冬季に多く見られます。
 インフルエンザについて何か他に知りたいことがありますか?

 

 AI へ質問:
 日本のインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)はインフルエンザの感染予防にどの程度の効果を持っているのでしょうか?

 AI の回答:
 日本のインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)は、インフルエンザの予防において一定の効果を持っています。不活化ワクチンは、インフルエンザウイルスの表面にあるヘマグルチニン(HA)タンパク質を使用して作られており、これにより体がウイルスと戦うための抗体を生成します。
 ただし、インフルエンザウイルスは毎年変異するため、ワクチンの効果は毎年異なることがあります。一般的に、ワクチンは約 60 %の効果を持つとされていますが、年によっては効果が低下することもあります(2022年の効果は約 30 %)。
 インフルエンザワクチンを接種することで、重症化や合併症を予防する効果もありますので、接種を検討する価値はあります。どう思いますか?

 

 ここでの有効性とは:
 例えばワクチンが無いときの大人のインフルエンザ罹患率を 10 %とします。
 200 人をワクチン「非接種 100 人」と「接種 100 人」に分けて実験します。
 
 非接種 10 人が感染しました。
 接種 1 人が感染しました。
 このときの有効率は 90 %です。
 
 非接種 10 人が感染しました。
 接種 4 人が感染しました。
 このときの有効率は 60 %です。
 
 非接種 10 人が感染しました。
 接種 7 人が感染しました。
 このときの有効率は 30 %です。

 

 AI へ質問:
 インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)を接種することでかえって感染率が上がっていたという報告を見たことがあるのですが、御存知でしたら教えてください。

 AI の回答:
 そういった報告は時々見かけますが、実際にはインフルエンザワクチンが効果的であることが多くの研究で示されています。一部の報告では、ワクチンが完全には効果を発揮しない場合があることが指摘されていますが、これはワクチンの予測外の変異株に対する効果が低いためです。また、ワクチンを接種した人々が感染しやすくなるという証拠はほとんどありません。
 インフルエンザワクチンの効果については、年によって異なることもありますが、全体としてはワクチン接種によってインフルエンザの重症度や死亡率が低下することが示されています。もし心配であれば、医師や公衆衛生の専門家に相談するのが良いでしょう。
 何か他に気になることがあれば、お知らせください。

 [接種でむしろ感染率が上がったという報告(論文等)はご存じのようですが、具体的に教えていただけませんでした 😅 AI さんの自主規制のようです。]

 

 AI へ質問:
 薬の種類によって幅があると思いますが、薬のプラセボ効果の大きさは有効率でいうと何%くらいあるのでしょうか?

 AI の回答:
 プラセボ効果の大きさは薬の種類や疾患によって異なりますが、一般的には 有効率が約 30 %から 50 %と言われています。これは、プラセボを摂取した場合に、実際に効果があると感じる人の割合を示しています。
 他に気になることがあれば、ぜひ教えてくださいね。

 

 プラセボ効果:▶ ▶ ▶

 300 人をワクチン「非接種 100 人」と「接種 100 人」と「偽薬接種 100 人」の3群に分けて実験します。
 
 非接種 10 人が感染しました。
 接種 5 人が感染しました。
 偽薬接種 5 人が感染しました。
 このときの有効率は 50 %です。
 こんな感じになったら、ほとんどがプラセボ効果ということです。

 

 「お守り」は大事ですね。「お守り」を求めるような人は、いろいろなルール(身体を冷やさない、しっかりと睡眠を確保するなど感染予防に必要な行動規範)を遵守する傾向も強いのだと考えられます。

 インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)による直接の物理的御加護はないけれど、接種の儀式を通して、感染予防の意識が高まることで、実際の予防効果が現われてくるのでしょう。

 したがって、この儀式そのものは毎年続けても良いのでしょうが、中身が不活化ワクチン以外の物に変わるときは、しっかりと研究したほうがよいでしょう。

 

 厚生労働省のHPはコチラ:▶ ▶ ▶

 

 (製薬業界と利益相反にある)米国CDCのデータは信頼性に欠けるのですが、厚労省での検討会(平成17年2005年)でも使われた資料のようなので紹介しておきます。

 

 

 ワクチン接種が高齢者のインフルエンザによる死亡率を低下させる効果が「有効率 80 %」となっています。

 

 ところが、AI によると「英国の研究では、高齢者にインフルエンザワクチンを接種することで、インフルエンザによる死亡率が約 18 %低下することが示されました」。

 その示された研究がコチラ:「65歳以上の高齢者における季節性インフルエンザとその合併症についてのワクチンの予防効果

 

 

 ところが、「肺炎と死亡率についての情報量は限定的であった。」とのこと。

 インフルエンザの流行時期にインフルエンザワクチンを受けた65歳以上の高齢者におけるワクチンの予防効果についての研究を要約することが 2006 年から出版の始まったコクラン・レビューの目的だそうです。
  参考3

 インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)が高齢者の死亡率を有効率 80 %で減少させるという話は、あまり信頼性はないと理解しておいてよさそうです。

 

 インフル用弱毒化生ワクチン

 

 子供だと、弱毒化生ワクチン「フルミスト」という選択肢もあります。

 

フルミストはなぜ子供だけ?

大人はインフルの感染経験があり、ある程度抗体を持っている。
フルミストは弱毒生ワクチンなので、抗体がある人に使っても、ワクチンのウイルスがやっつけられて感染が成立せず抗体が十分にできない。
大人に使っても効果が少ないのが理由だ。https://t.co/oLzf6KTs02

— 熱帯夜は嫌だ。 (@kasugacyou) September 21, 2024

 

 性能はまだまだ発展途上みたいですね、パッとしないようです。

 

2024.10.3鹿先生
今秋、第一三共から鼻にスプレーするインフルエンザワクチン「フルミスト」(小児専用)が登場。
米国で開発され、第一三共が臨床試験やって発症予防効果30%だった。これまでのインフルエンザワクチンもこれぐらいの有効性だろうね。

コメ:… pic.twitter.com/3Q6JzYaycy

— 福田 世一@小倉台福田医院 (@fseiichizb4) October 3, 2024

 

 「弱毒化」と「免疫付与の効果」のバランス取りは、なかなか難しいようです。

 

米国での接種後有害事象報告データでは48人死亡してますね。 https://t.co/zKKLY8ytLM pic.twitter.com/2QqV4zEevy

— 堤 未果🐈 (@TsutsumiMika) December 13, 2024

 

 

 


 

 参考

 

 参考3

 

 コクラン・レビューについての始まりの部分

 

 粗訳:2013 年の Cochrane (コクラン)のレビューでは、次のことが判明しました。 (注:これは、以前は科学的証拠の評価のゴールド スタンダードであったこのグループがゲイツ氏に買収され、既得権益に挑戦する質の高い研究を行わなくなる直前に書かれたものです)

 

 子供にインフルエンザのワクチンを接種することで、死亡率、入院、重篤な合併症、またはインフルエンザの市中感染を減らすことができるという説得力のある証拠は見つかりませんでした・・・方法の多様性にもかかわらず、(さまざまなグループにインフルエンザのワクチンを接種した)レビューはすべて、2005 年のコクランレビューの結論と同様の結論に達しています。

 つまり、三価不活化ワクチンはほとんど効果がなく、インフルエンザの死亡、合併症、または感染に影響を与えるという証拠はありません。弱毒化生ワクチンは、安全性を犠牲にして、少しだけ優れた効果を発揮しました。

 

 2016 年のコクランレビューでは 、医療従事者のワクチン接種の効果を具体的に評価し、 医療施設や入院患者におけるインフルエンザ症例の減少には効果がなかったと結論付けました。(Influenza vaccination for healthcare workers who care for people aged 60 or older living in long-term care institutions)

 2012 年のある研究では、医療従事者のインフルエンザワクチン接種が患者を保護するという科学的証拠はなく 、医療従事者にワクチン接種を義務付けることは非倫理的であるとも 強調されました。(What, in Fact, Is the Evidence That Vaccinating Healthcare Workers against Seasonal Influenza Protects Their Patients? A Critical Review)

 2012 年の別の研究では、1999 年から 2007 年にかけて検査でインフルエンザと診断された生後 6 か月から 18 歳までの 261 人の子供を対象に調査が行われ、感染した子供が以前にインフルエンザワクチンを接種していた場合、入院する可能性が 267 % 高くなることが判明しました。(Effectiveness of trivalent inactivated influenza vaccine in influenza-related hospitalization in children: a case-control study)

 2012 年のある研究では、69 人の子供を無作為に選んで不活化インフルエンザワクチンを接種し、46 人をプラセボ接種に割り当てました。ワクチン接種を受けた子供のうち 29.0 % がインフルエンザ以外の上気道ウイルスによる感染症を発症しましたが、ワクチン接種を受けなかった子供のうち 3.4 % がインフルエンザ以外のウイルスによる上気道感染症を発症しました。(Increased Risk of Noninfluenza Respiratory Virus Infections Associated With Receipt of Inactivated Influenza Vaccine)

 2006 年の研究(他のデータ ソースでも同様の結果が得られています) では、18 年間のデータを検証した結果、インフルエンザワクチンは米国民に対してインフルエンザの発症、入院、死亡を防ぐ効果がほとんどないかまったくないことが示されました。また、弱毒化生ワクチン接種では(強毒化による)インフルエンザ疾患の伝染の重大なリスクが存在することも強調されました。(Influenza Vaccine: Review of Effectiveness of the U.S. Immunization Program, and Policy Considerations)

 

 2009 年に 英国医学雑誌 BMJ がインフルエンザ予防接種に関する 259 件の研究をレビューし、現在の科学文献を要約しようとしたところ、次のような結果が得られました。(Relation of study quality, concordance, take home message, funding, and impact in studies of influenza vaccines: systematic review)

 私たちの研究のほとんど(70%)は質が低く、結論は過度に楽観的でした。つまり、提示されたデータによって裏付けられていませんでした。

 業界がスポンサーとなった研究は、他の資金提供者による研究と比較して方法論的な質と規模が同等であるように見えても、インパクトファクターの高いジャーナルに掲載される可能性が高く、国際的な科学メディアや一般メディアでより注目される可能性が高いため、より注目されていました。

 

 ・・・・・中略・・・・・

 

 最後に、インフルエンザワクチンは COVID-19 の予防に重要な対策として宣伝されてきましたが、インフルエンザワクチンは重度の COVID-19 感染のリスクを減らすのではなく、むしろ増やすという証拠がいくつか出ています。Why the Covid Vaccines Were Never Likely to Be Effective

 最近発見された証拠に加えて、COVID-19 以前には、インフルエンザワクチン接種によってコロナウイルス感染のリスクが 36 % 増加するという研究結果もありました。Influenza vaccination and respiratory virus interference among Department of Defense personnel during the 2017–2018 influenza season

 

 ・・・・・続く・・・・・

 

 

 ここでの紹介は以上です。

 

 日本政府(厚生労働省)が日本でインフルエンザワクチンの効果についてきちんとした調査をおこなわない理由は、日本政府のやり方で、つまりきちんとした調査をやって結果が出たときの製薬業界への悪影響を回避するためなのかもしれません。

 日本の官僚は、真面目にきちんと仕事をする人が多いので、「政治」が調査をさせないのでしょう。

 


 

 追加

 

 季節性インフルを避けるか、コロナ COVID-19 を避けるか、2択ならコロナを避ける方がよさそうですね。

 高病原性トリインフルエンザだと、少し迷いますが・・・ワクチンではなく基本的な感染予防策をしっかりと守るのがよさそうですね、現時点で入手できる情報では(2024.12.31)。

 病原性プライミング(Pathogenic Priming)という言葉が出てきますが、別に特異な意味はありません。先行する病原体や感染の経験が、後の感染症に対する免疫反応に影響を与えるという当たり前のことを指す用語です。

 

【速報】インフルエンザワクチン接種でコロナ感染リスクが増加‼️

最新の研究で、インフルエンザワクチンを接種した人は、新型コロナウイルスに感染するリスクが最大6倍高まる事実が明らかになりました。… pic.twitter.com/r9V9sr3G6U

— トッポ (@w2skwn3) December 30, 2024

 

 

ロバート F ケネディJr

「100万年経っても、私はインフルエンザの予防接種を受けません。その理由を説明する」

「インフルエンザの予防接種を受けると、病気になる可能性が 4.4 倍高くなります。

国防総省もこの事を述べた論文を発表した」

撃たせるな厚労省 pic.twitter.com/8ht5CO0Cpd

— MD Family June (@Junika2022) February 24, 2025