このページでは自分で免疫学を勉強するための参考書等を紹介します。
さまざまな種類のワクチンのメリット・デメリットを考える上で必要な基本的知識は、このウェブサイトの免疫学だけでも十分ではありますが(・・・と言えるように充実させていきます 😅)、免疫学を専門にしている研究者の書いた初心者向け入門書を読んでおくと、より一層基礎を固めることができます。
このウェブサイトで展開しているポケモン免疫学の種本は「◆1 マンガでわかる免疫学」と「◆2 新しい免疫入門」です。
◆1 マンガでわかる免疫学
◆2 新しい免疫入門(第2版)
◆3 新型コロナワクチン本当の「真実」
◆4 新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実
◆11 もっとよくわかる!免疫学
◆12 休み時間の免疫学 第3版
◆ いろいろなウェブページや動画
◆ いろいろな動画
中学校理科程度の知識があれば読める「免疫入門の本」です。
何度も読み返して免疫学の基礎を固めるのに適しています。
マンガでわかる免疫学、河本宏、オーム社(税抜き¥2,200)、2014.06.18
目次はコチラ:▶ ▶ ▶
超初心者は「第1章~第4章」を繰り返し読み、しっかりと基礎知識を定着させたあとで「第5章~第7章」を読むと良いでしょう。
先に雰囲気を味わうならコチラ:↓(河本さん自作マンガ)
参考:ウイルスに対する免疫応答の仕組み(1) コロナ制圧タスクフォース (2020.02.09) 河本宏
参考:ウイルスに対する免疫応答の仕組み(2) コロナ制圧タスクフォース (2020.05.11) 河本宏
著者である河本宏さんのお顔を拝見
「世界初 キラーT細胞でコロナ治療 キーマンに聞く(2021年6月8日)」
(動画:13分26秒)
河本宏さんの裏顔を拝見
【京都大学】裏医生研チャンネル
「第19回:【裏講義】重要な免疫器官!胸腺ってなんぞ?」
(動画:7分6秒)
高校の生物基礎程度の知識があればお奨めです。「基本」を押さえるのであれば、(誰かが持っているかもしれない)初版でも十分です。初めての一冊を求めるのであれば、第2版が良いと思います。
特に、自然免疫が詳しく説明されています。
新しい免疫入門、審良静男(アキラシズオ)/黒崎知博(クロサキトモヒロ)、講談社ブルーバックス(税抜き¥920)、2014.12.20(初版)
目次や試し読みはコチラ:▶ ▶ ▶
1章 自然免疫の初期対応
2章 獲得免疫の始動
3章 B細胞による抗体産生
4章 キラーT細胞による感染細胞の破壊
5章 三つの免疫ストーリー
6章 遺伝子再構成と自己反応性細胞の除去
7章 免疫反応の制御
8章 免疫記憶
9章 腸管免疫
10章 自然炎症
11章 がんと自己免疫疾患
10年ぶりに改訂版が出ました(2024.05)。
新しい免疫入門 第2版 免疫の基本的なしくみ、審良静男(アキラシズオ)/黒崎知博(クロサキトモヒロ)/村上正晃(ムラカミマサアキ)、講談社ブルーバックス(税抜き¥1,100)、2024.05.20(第2版)
目次や試し読みはコチラ:▶ ▶ ▶
1章 自然免疫の初期対応
2章 獲得免疫の始動
3章 B細胞による抗体産生
4章 キラーT細胞による感染細胞の破壊
5章 複数の免疫ストーリー
6章 遺伝子再構成と自己反応性細胞の除去
7章 免疫反応の制御
8章 免疫記憶
9章 腸管免疫
10章 自然炎症
11章 がんと自己免疫疾患
まずは、ワクチン接種が始まる前、冷静に議論されていた時期に、この本の著者(宮坂昌之)の考えていたことを 必ず先に見ておきましょう。
◆↓ 免疫学の権威と呼ばれていた宮坂昌之さんによる記事
「免疫学からのコロナ(大阪大学 宮坂昌之 名誉教授)」2020.07.03(Ameba)
上記(↑)の少し前のインタビュー記事:↓
◆「一般に信じられている集団免疫理論はどこがおかしいのか免疫の宮坂先生に尋ねてみました(上)(木村正人)」2020.05.16(Yahoo! JAPAN ニュース)
上記記事の消滅に備えた個人的バックアップ:▶ ▶ ▶
その後、宮坂昌之さんは(某国某勢力からの圧力を受けて闇落ちしたのではないかと思われますが)、mRNAワクチンをべた褒めして、ほぼすべてのひとに接種を推奨する人に変わりました。
しっかりとした根拠があって推奨する分には構わないのですが、宮坂昌之さんは「(いろいろな根拠が不足していることに)あまりこだわることなく、ともかくは粛々ワクチン接種を進めていくことが大事です」と主張する人になってしまいました。
いろいろと研究論文の紹介もありますが、一流の医学雑誌の多くが闇落ちして、ワクチン接種に否定的な内容の論文審査や掲載を拒否したり不当に延期したりする時代になったので、本当の「真実」を知るためには著者の主張を裏読みできる能力が必要です。
こうした陰謀論的な現象に注意して読む分には、宮坂昌之さんの本↓は免疫の部分がしっかりと記述されていてお奨めです(高校の生物基礎程度の知識は必要でしょう)
新型コロナワクチン本当の「真実」、宮坂昌之、講談社現代新書(税抜き¥900)、2021.08.20
ウイルス感染症(特にヘルペス)の病理と免疫の専門家である峰宗太郎さんの著書については、別ページで詳しく紹介しています。
本の裏表紙に「自分の頭で考える手がかりを提供する」と謳っておりますが、その通りの素晴らしい本です。
「次々と新しく出てくる感染症に対する種々のワクチンの免疫学的なメリット・デメリットを自分で考え、自分で決める」という学習目標は、「◆1 マンガでわかる免疫学」で十分に達成されます。「+◆2 新しい免疫入門」を読めば十二分です。コロナについては、このウェブサイトだけでも十分です(・・・と言えるようにします 😅)。
しかし、もっと本格的に基礎を固めたいときは「マンガでわかる免疫学」のベースになったこの本での勉強がお奨めです。
少し高額であり、初心者向けの内容ではありませんので、中身を見ないで購入することはお奨めできません。
もっとよくわかる!免疫学、河本宏、羊土社実験医学別冊(税抜き¥4,200)、2011.02.04
もし医療系の仕事をしていて、臨床的な免疫学を少し詳しく学習しないといけない場合は、評判の良いこの本はお奨めです。
もちろん基本をしっかりと固めてからでないと難しいでしょう。
手ごろな価格ですが、初心者向けの内容ではありませんので、中身を見ないで購入することはお奨めできません。
休み時間の免疫学 第3版、齋藤紀先(さいとうのりひろ)、講談社(税抜き¥2,000)、2018.02.09
インターネットには色々なウェブページや動画があります。自分に合ったウェブページや動画を探し、読んだり視聴したりしてください。以下はお奨めというわけではなく、「こんなのもありますよ」という参考です。
参考:ウイルスに対する免疫応答の仕組み(1) コロナ制圧タスクフォース (2020.02.09) 河本宏
参考:ウイルスに対する免疫応答の仕組み(2) コロナ制圧タスクフォース (2020.05.11) 河本宏
参考:【高校生物獲得免疫】細胞性免疫と体液性免疫のポイント解説
参考:「高校生物基礎」生体防御と免疫を改訂版教科書に沿って詳しく解説
参考:自然免疫と獲得免疫の仕組み・相互作用ついて詳しく解説!
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参考:「新型コロナウイルス感染症」に関する大学入試問題(2021年慶応大学看護医療学部「生物」入試第2問)と解答・解説(船橋市議会議員 朝倉幹晴公式サイト、2021.06.04)
作:高校で学ぶ生物・生物基礎〜いつでもどこでもオンライン授業〜
題:生物基礎【生体防御〜適応免疫のしくみ〜】オンラインで高校授業
時間:16分15秒
作:TEKIBO 高校勉強動画
題:【高校講座 生物基礎】第33講「生体防御」
時間:13分22秒
作:TEKIBO 高校勉強動画
題:【高校講座 生物基礎】第34講「獲得免疫」
時間:8分5秒
作:おうち生物
題:おうち生物 36 . 体液性免疫と細胞性免疫
時間:9分31秒
作:Kyoto University / 京都大学
題:令和3年度 秋季講義:新型コロナと免疫:免疫は味方か敵か?ワクチンの仕組みは?(京都大学春秋講義)
時間:1時間31分18秒
基礎免疫学の仕上げのため、時間に余裕があれば