自然な感染後のワクチン接種 する? しない? するならいつする?

 接種時期選定の参考 (新)

 

 「3. 準備期に役立つ情報」の各説明のうち「3-7.ワクチン接種したのになぜ感染したのか」と「3-9.広く情報を収集する」は、免疫学の基礎知識がなくても理解できる内容となっています。

 他の説明は「3-1.免疫学の基礎」から順番にサラッと軽く中身をチェックしていくとわかりやすいでしょう。

 

 3-1.免疫学の基礎

 コロナ感染でできた免疫は、もちろん個人差が大きいのですが、だいたい1年~1年半は感染予防に役立っているようです。

 mRNAワクチン(初期型)接種でできる免疫の有効期間は、短ければ数か月以下 ~ 長くても半年です。

 

 コロナは、何度も繰り返し感染しないように注意したほうがよいウイルスです。繰り返しによってダメージが積み重なり、深く広がっていく可能性があります。

 次の感染を予防するために、今回なぜ感染したのかを分析するとともに、「今後も次々に開発される各種ワクチンの利点・欠点を自分で考えて、接種するか否か、また接種するならどのようなタイミングで接種するのがよいかを判断する」能力を養うことが大切だと考えられます。

 残念なことに?(それともうれしいことに?😅)、免疫やウイルスの知識は、次の新しい感染症騒動でも役立つでしょう(鳥インフルエンザウイルスなどいくつか候補があがっています:2024.07.02現在)。

 

 令和元年2019年末から始まったコロナ騒動の教訓のひとつは、「医師任せはやめたほうがよい」、「権威を信じるな」ということです。

 接種するかどうか、何を接種するか、いつ接種するか、すべて自分で考えて、自分で決めましょう。

 このウェブサイトでは、自分で考えるために必要な最低限の基本的な知識(免疫学的な知識 と 少しだけ社会的な知識)を紹介します。

 対象は、一般人、そして生物学の勉強は「何十年も前の中学生の頃かな? 覚えてないや」といった人を想定しています。

 ポケモン免疫学の種本は「3-1-8.免疫学自習の参考(本、動画など)」の1と2(「マンガでわかる免疫学」と「新しい免疫入門」の2冊)です。

 

 この先にある「3-5.感染例からコロナの免疫を知る」を読み終わるころには、免疫の基本的なことは学び終えたと言えるのを目標とします。

 「3-5-5.免疫応答(2)」では、コロナに対する免疫で何が最も大切なのかを説明します。

 

 「免疫学の基本を勉強する必要性」について、(勉強が苦手なので)再感染予防以上の もっと強い動機が欲しいという方 は、先に「3-7.ワクチン接種したのになぜ感染したのか」をチラッと見ておくとよいでしょう。「3-5」までも結構長い道のりになりますから、モチベーションは大事です。

 

 3-1-1.自然免疫と獲得免疫
 3-1-2.抗体(B細胞受容体)
 3-1-3.抗原提示
 3-1-4.T細胞受容体
 3-1-5.免疫的学習
 3-1-6.免疫刷り込み(≒ 抗原原罪)
 3-1-7.その他の免疫細胞等
 3-1-8.免疫学自習の参考(本、動画など)

 

 

 3-1-1.自然免疫と獲得免疫

 ヒトの免疫系は、仕事を分担する細胞の種類や働きの内容で、大きく「自然免疫系」と「獲得免疫系」とに分けることができます。

 「自然免疫」と「自然な免疫」は、まったく違う意味です。

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 3-1-2.抗体(B細胞受容体)

 抗原とは何でしょう、抗体とは何でしょう。

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 3-1-3.抗原提示

 獲得免疫の抗原特異性がどのような仕組みで確保されているのかを見てみましょう。

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 3-1-4.T細胞受容体

 獲得免疫の抗原特異性を確保する仕組み、最後はTCRについて紹介します。

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 3-1-5.免疫的学習

 ある病原体に1度感染すると、免疫がついて2度目は起こりにくくなります。その学習の仕組みを紹介します。

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 3-1-6.刷り込み

 免疫刷り込み(≒ 抗原原罪)について説明します。

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 3-1-7.その他の免疫細胞等

 NK細胞、補体などを紹介します。

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 3-1-8.免疫学自習の参考

 免疫学の基礎を作るための参考書などを紹介します。ポケモン免疫学は間違いも多く、見つけるたびにサイレント修正しています。免疫学の概要が理解できたならば、専門家の書いた参考書で勉強しましょう。

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